ブランド好きの人であれば、一度は目にしたことがあるであろう、「LVMH」の文字ですが一体どういったものなのか、知らない人は多いと思います。
ルイ・ヴィトンの親会社ということで、知っている人も多いと思いますが、きちんと理解しているという人は少ないはず。そこで、この記事ではLVMHの概要やどういった組織なのかを解説していきます。
ラグジュアリーの企業としては世界のトップをひた走り、コロナ禍においても5兆円以上の売り上げを叩き出した超巨大企業について知りたいという方は是非目を通してみてください。
この記事では、以下のような内容を知ることができます。
全て読んでも8分弱で読み終えるくらいの長さとなっていますが、気になる項目がある場合はそちらまでジャンプすると読みやすくなっています。
- LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)について
- LVMHの事業内容
- LVMH傘下のブランド
- LVMHの経営者
- LVMHの買取強化ブランド
目次
閉じる
LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)とは?
LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)は、ルイ・ヴィトン、クリスチャン・ディオール、ティファニーといった誰もがその名を知るブランドを傘下に持つ複合企業(コングロマリット)です。
ファッション業界最大手として君臨しており、同様の企業であるリシュモン、ケリングと共に御三家コングロマリットと言われています。
傘下のブランドは世界的に有名なファッションブランドだけに留まらず、ドンペリやヘネシーといった酒造ブランド、さらにはブルガリやタグホイヤーといった時計ブランドにまで至ります。
LVMHの歴史
LVMHは1987年に、バッグや財布で有名なルイ・ヴィトンとシャンパンやコニャックで有名なモエ・ヘネシーの合併によって設立された複合企業です。
89年にはクリスチャン・ディオールを買収したことによって、現在まで続くLVMHの基本体制ができました。傘下企業である多くのブランドは、長い歴史を持つブランドばかりでヨーロッパを中心に世界的にも名の知られるものばかりです。
また、グループの総従業員数は15万人を超えており、従業員の年収などが時折メディアで話題になったりもします。
LVMHの日本法人や活動
LVMHが日本に進出してきたのは1987年のことで、ルイ・ヴィトンが支店を構え、それ以来売り上げは常に右肩上がりを維持し続けています。
アメリカに次いで高い市場規模となっている日本には、LVMHの様々なブランドが進出してきており、現在もオンラインショップなどは伸びているということです。
さらに、LVMHのCEOであるアルノー氏は日本の官房長官と会談するほどで、ファッションブランドとしての域を超えた影響力が伺えます。
LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン・ジャパンとは?
日本法人では事業内容によって以下のように呼ばれています。
- LVJグループ
- LVMHウォッチ&ジュエリー・ジャパン
- LVMHフレグランスブランズ
LVMHの事業内容
LVMHは、現在70以上のメゾンと呼ばれるブランドやメーカーを経営していますが、各メゾンの事業内容は様々です。
- ファッション&レザーグッズ
- ワイン・スピリッツ
- パフューム&コスメティック
- ウォッチ&ジュエリー
- セレクティブ&リテーリング(百貨店)
- 旅行・出版・その他
一見、全く別の事業に見えるかもしれませんが、上記の事業に全く繋がりがないわけではなく、しっかりと横展開しているのがLVMHの凄さの一つです。
例えば、ルイ・ヴィトンが発表する時計のクオリティが飛躍的に向上したのは、傘下にしたブルガリやタグホイヤーといったブランドからの技術提供によるものだと言われています。
さらに、LVMH傘下のブランドによるコラボコレクションをリリースするなど、話題性も欠かしませんし、全てのメゾンを上手く活かしたビジネスを行っています。
また、株価に関しても多少の変動はあるものの、現在は650ユーロあたりを推移しており、安定した銘柄となっています。
LINEでカンタン30秒審査
今すぐLINEで査定する
ご不明な点はお電話でお問い合わせください。
いつでも専門オペレーターへご相談ください。
0120-747-155
LVMH傘下のブランド一覧
それでは、LVMHにはどういったブランドが傘下に入っているのか一覧で紹介しておきます。関連しているブランドに目を通すだけでも、LVMHの凄さが感じられるはずです。
ファッション
まず最初に、LVMHの主力と言えるのがファッション&レザーグッズの分野です。伝統あるブランドから新進気鋭のブランドまでズラリと並んでいます。
LOUIS VUITTON
(ルイ・ヴィトン)Dior / Christian Dior
(ディオール/クリスチャン・ディオール)GIVENCHY
(ジバンシー)FENDI
(フェンディ)LOEWE
(ロエベ)CELINE
(セリーヌ)PATOU
(パトゥ)EMILIO PUCCI
(エミリオ・プッチ)KENZO
(ケンゾー)Loro Piana
(ロロ・ピアーナ)BERLUTI
(ベルルッティ)Donna Karan
(ダナ・キャラン)MARC JACOBS
(マーク・ジェイコブス)Thomas Pink
(トーマス・ピンク)StefanoBi
(ステファノ・ビー)Nowness
(ナウネス)
ウォッチ・ジュエリー
LVMHの中では最も新しい事業ですが、それにしてもこれだけの名だたるブランドを運営しているのは凄いの一言です。
TAG HEUER
(タグ・ホイヤー)FRED
(フレッド)DIOR Watches
(ディオール・ウォッチ)Chaumet
(ショーメ)HUBLOT
(ウブロ)ZENITH
(ゼニス)BVLGARI
(ブルガリ)De Beers
(デビアス)FRED
(フレッド)Tiffany & Co.
(ティファニー)
化粧品・香水
LVMHの中軸を担うパフューム&コスメティックの分野は、ファッションと同じく歴史のあるブランドから、今後大きく伸びるであろうブランドまでが名を連ねています。
Dior・Parfums Christian Dior
(ディオール/パルファン・クリスチャン・ディオール)GUERLAIN
(ゲラン)BeneFit
(ベネフィット)LAFLACHERE
(ラフラシェール)ACQUA DI PARMA
(アックア・ディ・パルマ)MAKE UP FOR EVER
(メイクアップフォーエバー)Parfums GIVENCHY
(パルファム・ジバンシィ)KENZO Parfums
(ケンゾー・パルファム)fresh
(フレッシュ)Perfumes Loewe
(ロエベ/パフュームス・ローウェ)
ワイン・スピリッツ
世界的にも知れ渡っているブランドがいくつも名を連ねるワイン・スピリッツ部門は、LVMHの売り上げの約20%を担っています。
Moet & Chandon
(モエ・エ・シャンドン)Dom Pérignon
(ドン・ペリニヨン)Krug
(クリュッグ)Ruinart
(ルイナール)Veuve Clicquot Ponsardin
(ヴーヴ・クリコ)Hennessy
(ヘネシー)BELVEDERE VODKA
(ベルヴェデール)Glenmorangie
(グレンモーレンジ)Ardbeg
(アードベッグ)10 Cane
Wenjun
(ウェンジュン)CHANDON
(シャンドン)CLOUDY BAY
(クラウディー ベイ)Cape Mentelle
(ケープ メンテル)Newton
(ニュートン)Terrazas de los Andes
(テラザス デ ロス アンデス)Château Sancerre
(シャトー サンセール)Lapostolle
(ラポストール)Numanthia
(ヌマンシア)Château d'Yquem
(シャトー ディケム)Château Cheval Blanc
(シャトー シュヴァル ブラン)Cheval des Andes
(シュヴァル デス アンデス)Taylor's
(テイラー)MERCIER
(メルシエ)
その他
紹介してきた以外にも様々なメゾンがあり、百貨店から旅行事業、出版事業と幅広く展開しています。
DFS
Sephora
(セフォラ)La Samaritaine
(サマリテーヌ)Le Bon Marché
(ボン・マルシェ)Miami Cruiseline Services
(マイアミ・クルーズライン・サービシズ)RIMOWA
(リモワ)Pinarello
(ピナレロ)GROUPE LES ECHOS
(グループ・レゼコー)ROYAL VAN LENT
(ロイヤル・ヴァン・レント)JARDIN D'ACCLIMATATION
(ジャルダン・ダクリマタシオン)
ご存じないブランドもあったかと思いますが、世界中の誰もが知っているようなブランドがいくつも名を連ねています。これだけのブランドを経営しているのですから、ファッション業界で最大手と言われるのも納得でしょう。
同様のコングロマリットとしてグッチを運営しているケリング、カルティエの運営をしているリシュモンなどがありますが、売り上げの規模としてはどちらもLVMHには及びません。
LVMHの経営者「ベルナール・アルノー」とは一体どんな人?
ここまで読んでもらえた方であれば、どういった人が経営してる企業なんだ?と気になって仕方がないはずです。ここからはLVMHの経営者について紹介していきますので、気になる方はじっくりと目を通してみてください。
経営者であるベルナール・アルノー氏は、今でこそフランスファッション界の帝王や法王と呼ばれていますが、元々は建設業界出身なのです。
そんなアルノー氏がなぜ、ここまで大企業の経営者にまで登りつめ、フォーブスで世界三番目の富豪といわれるまでになったのか、簡潔に紹介しておきます。
頭脳明晰で25歳で社長へ
アルノー氏はフランスの北部ルーベに生まれ、裕福な家庭に育ち、学業の成績も良かったことで名門エコール・ポリテクニクに進学します。
多くは科学者、そして官僚になる道を選ぶ進学校であるにも関わらず、彼は当時からビジネスに対して情熱を向けていたということです。
さらに大学を卒業した後は、若干25歳で父の後を継ぎ、フェレ・サヴィネルの社長の座に就きます。
1982年からアメリカへ
父が行っていた建設業を継ぎ、不動産開発へと事業を展開させていったアルノー氏ですが、当時のフランス大統領「フランソワ・ミッテラン」を嫌い、ニューヨークへ渡ります。
このニューヨークでのある経験が、その後のアルノー氏の人生を決定づけることになるのです。
衝撃的だったタクシー運転手の言葉
アルノー氏が初めてニューヨークを訪れた際、乗ったタクシーの運転手に「フランス大統領の名前は?」という質問を投げかけます。
その質問に対してタクシー運転手が言ったのは「知らないが、ディオールだけは知っている。」という答えが返ってきたのです。
この話はwikipediaにも載っているような有名な話ですが、この経験が彼をブランドビジネスへと向かわせることになり、1984年にフランスに帰国した後、実際にディオールをグループごと買収しています。
LVMHは一族経営?
現在もLVMHのトップに君臨しているアルノー氏ですが、5人いる子供のうち4人は各ブランドの要職に就いており、彼の後を継ぐのは長女「デルフィン・アルノー」ということが噂されています。
また、末っ子であるジャン・アルノーは、年齢的に若いためまだ参画していませんが、いずれは何らかのブランドの要職につくと思われます。
一族経営というのは敬遠される場合もありますが、ベルナール・アルノー氏の年齢を考えると数年内には大きな動きがありそうな予感がします。
LINEでカンタン30秒審査
今すぐLINEで査定する
ご不明な点はお電話でお問い合わせください。
いつでも専門オペレーターへご相談ください。
0120-747-155
LVMHの買取強化ブランド
当店では、LVMH傘下の様々なブランドアイテムを強化買取しています。新品・未使用でなくても、高価買取が可能なアイテムも多く、LINE査定や宅配買取といった手間のかからな買取方法もあるので是非、ご利用頂ければと思います。
LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)
LVMHのメゾンの中で最も知名度が高いと言える、ルイ・ヴィトンはバッグ、財布、小物など、様々なアイテムの高価買取を行っています。
定番のモノグラム柄やダミエ柄はもちろん、モノグラムアンプラント、タイガ、エピといったラインも人気が高いので、タンスに入れたままで使っていないという方は是非一度ご相談下さい。
Dior(ディオール)
Diorはフランスを代表する歴史あるブランドで、1950年代から日本でも非常に人気があるブランドです。近年ではマリア・グラツィア・キウリが発表した「ディオール ブック トート」は特に人気があり、中古市場でも高値で取引されています。
LVMH傘下の中でも売り上げ規模は最大となっており、レディ・ディオールといったアイテムは安定して高値で取引されています。
GIVENCHY(ジバンシー)
LVMHの中でもディオールに次いで規模が大きなジバンシーは、アパレルから化粧品まで様々なアイテムを販売しています。
買取で特に人気があるのは新作のバッグで、高価買取が期待できます。逆にアパレルアイテムの場合は、物によってかなり違ってくるので、買取金額が気になる場合は気軽にお問合せ頂ければと思います。
FENDI(フェンディ)
FENDIは、2017年に完全にLVMH傘下となり、その後銀座に新店舗をオープンしたりと、日本国内でも人気があるブランドの一つです。
なかでも、ズッカやマンマバケットといったアイテムは中古市場でも人気が高く、高価買取になりやすいのでクローゼットに閉まったままのアイテムをお持ちの方は是非ご相談ください。
LOEWE(ロエベ)
ロエベは、1996年にLVMHの傘下となったスペインのブランドで、レザー製品とプレタポルタを中心に事業展開しています。
2014年にはクリエイティブ・ディレクターにジョナサン・アンダーソンが就任しており、それ以降はビジュアルやテイストが一新され、皇室御用達というイメージから、おしゃれな有名人が着用といったイメージへの変更に成功しています。
CELINE(セリーヌ)
セリーヌは1945年にフランス・パリで創業されたブランドで、はじめは子供靴専門でしたが、後に女性向けの服、バッグ、アクセサリーなどを中心に人気を獲得しましたが、1980年代にはブランドが衰退していき、1988年にLVMHの傘下となりました。
その後は、マイケル・コースが就任したことで、アメリカのキャリア層を中心に人気を獲得し、近年では2019年にエディスリマンがデザイナーに就任して以降、女性用のイメージが強かったブランドイメージを男性にも好まれるブランドへと変貌を遂げています。
LVMHのブランド一覧
ファッション業界最大手の企業「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」グループについて解説してきましたが、よく知らなかったという場合は、規模の大きさに驚かれたのではないかと思います。
LVMHに関しては、さらに規模が大きくなる可能性もありますし、今後が気になる企業でもあります。また、ケリングやリシュモンといったライバル企業との関係も気になるところです。
また、企業に関して進展などがありましたら、こちらに追記していきます。LVMH関連のブランドアイテムを売りたい場合も是非ご相談頂ければと思います。
カイトリワンで利用できる買取方法
まずは、無料査定でいくらで買取してもらえるかチェック
査定はもちろん無料!査定後キャンセルもOK!!
様々な査定・買取方法をご提供しております。
査定・買取のご相談はコチラから
ますは査定から
買取はコチラより
お電話でのご相談も受付してます
買取に必要な本人確認書類
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 運転免許証
- パスポート
- 写真付き住民基本台帳カード
買取する際に必要になるものは本人確認書類のみです。本人確認書類として有効なものは、運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード、個人番号カードなどの写真付き証明書となります。
写真のない証明書(健康保険証など)の場合は、現住所の記載がある公共料金の領収書が必要になるので、事前にご用意ください。また、未成年の方は保護者からの委任状や同伴が必要です。