知れば知るほど奥が深く、歴史も深い時計の世界ですが、各部位の名称や機能などは多少詳しい人でも意外と知らなかったりします。
しかし、少し知っておくだけでも好きな時計の特徴などが分かるようになりますし、購入する際や売却する際にも役立ちます。
また、永く時計を使いたいと思っている方や、一本位は高級時計を持っておきたいという方にも役立つ情報ですので、是非最後まで目を通してみてください。
この記事では、以下のような内容を知ることができます。
腕時計の各部位の名称や機能、見た目に大きな影響を与えるケースの素材やデザインなど、腕時計のマメ知識がいっぱいです。
- ムーブメントの種類(手巻き・自動巻きなど)
- 各部位の名称など
- 見た目を大きく左右するケース素材について
- 腕時計のケースデザインについて
- 腕時計の特殊機能
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目次
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ムーブメントの種類
時計について語る時に最も重要かつ、その時計のことがある程度分かる部分、それが「ムーブメント」と言われる機構で、時計の心臓部ともいえます。
さらにムーブメントは時計の品質を決める大きな要素を果たしており、時刻の正確さはもちろん堅牢性なども重要な部分になっています。
そんなムーブメントは大きく分けると4種類に分かれているので、それぞれの違いを解説していきます。
手巻き式
「手巻き式」は高級時計の中でも特にハイクラスの時計であったり、アンティーク時計などに多く見られるムーブメントです。
自分でリュウズを回し、ゼンマイを巻き上げることで動くという作りになっているので、自ら巻かなければ動きません。
また、巻き止まりまで巻いて逆方向に3回ほど回したり、精度の安定のため同じ時間帯に巻き上げるなど、手巻きならではのテクニックなどもあります。
近年では、自動巻きが主流となってしまったため、敢えて手巻きを購入する時計好きの方も多いです。
自動巻き式
大まかな構造は手巻きと同じですが、内部にローターが組み込まれており、それが回転することでゼンマイを自動で巻き上げてくれるムーブメントが「自動巻き式」です。
手間もかからず自動で巻き上がり動いてくれるので便利ですが、最大に巻き上がった状態でも約30~50時間の作動時間となっているので、頻繁に着ける必要があります。
自動巻きは現在、多くの高級時計メーカーが採用している方法で、手巻きのデメリットをほぼ解消したムーブメントとも言えます。
また、メーカーにより自動の方式も様々で、時計の文字盤や裏蓋などに「Automatic(オートマティック)」と記載がある時計がほとんどです。
電池交換の必要はありませんが、数年ごとにオーバーホールが必要となっています。
クォーツ
多くが使ったことがあるのが「クオーツ式」と言われる電池の動力によって動いているムーブメントで、高級時計を除いた多くの時計はクオーツ式になっています。
機械式の欠点を補うために開発されたムーブメントであり、クオーツ式の登場は時計業界に大きな衝撃を与え、「クオーツ革命」とまで呼ばれました。
水晶振動子を利用した発明は非常に画期的で、機械式よりも正確でありながら安価で制作できるということから、一時期は機械式が全滅するとまで言われるほどの脅威となりました。
現在では、当たり前のようにあるクオーツ式の時計ですが、この大量生産に成功したのが日本の時計メーカーである「セイコー」です。
スプリングドライブ
上で解説したセイコーの上位ブランドであるグランドセイコーが新たに開発し、1999年に発表したのが「スプリングドライブ」です。
ゼンマイを使用した機械式でありながら、月差±15秒と一般的な機械式時計の日差15秒程度を遥かに超える精度を誇っています。
日本の時計技術の結晶とも言えるスプリングドライブを搭載した時計は、海外でも高い評価を得ています。
腕時計の各部位名称
ムーブメントについてある程度分かったら、さらに知っておくと便利なのが時計各部位の名称です。詳しくなればなるほど、時計の魅力も分かるようになっていくと思うので、是非覚えておいてください。
リューズ
リューズはゼンマイの巻き上げや時刻を合わせるのに使ったり、日付の調整を行うつまみ部分のことをいいます。日本ではリューズと言われますが、海外ではクラウンと呼ばれるので注意してください。
ベゼル
ベゼルはケースの一部であり、風防の周りにあしらわれた円状パーツのことを言います。防水性はもちろん、デザイン性が高いものやタキメーターが付いたものなどもあります。
また、種類によって固定式であったり回転式のものもあり、ブランドやモデルによって様々な違いがあります。
ケース
時計の心臓部であるムーブメント、そしてダイヤルが納めてある箱のことをケースといいます。また、時計本体を衝撃、水や埃などから守るためのものでもあります。
そのため、防水性の高さであったり、磁気に強い(耐磁性)時計など、ブランドによって様々な特徴があるのはもちろん、モデルによって形も全く違います。
インデックス
インデックスはダイヤル上に配置された時刻表示部分であったり、印のことをいいます。代表的なのがバーインデックス、アラビアインデックスで、ローマやダイヤなどもあります。
視認性を高める上で大切な部分でありながら、時計のデザイン性にも大きく関わる部分でもあります。
ガラス(風防)
ダイヤル部分を覆って保護している透明部分をガラス(風防)といいます。ガラスという名称通り、サファイアガラスやミネラルガラスが使われていることが多いですが、強化プラスチックなども使われます。
買取の際は、このガラス部分の傷などを最初に見る鑑定士が多く、傷が深い場合は大きく減額することもあるので取り扱いには注意が必要です。
ラグ
ベルトやブレスレットと本体を繋ぐ部分のことをラグといい、業界用語では「足」と言われたりもします。上下を繋ぐ連結部分になっているので、重要な部位です。
バンド
時計に詳しくない方でも何となくわかると思いますが、バンドは時計を腕に装着する部位で、金属製はブレスレット、革製やゴムのものはベルトと呼ばれます。
他にストラップと呼ばれることもありますが、これらは総じてバンドを指した呼び方です。
以上が時計の各部位の解説になります。ここまでの内容を知っておくだけでも、相当時計に詳しくなっているはずです。
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腕時計のケース素材
時計の見た目を大きく左右するのがケース素材です。堅牢さや見た目のゴージャス感など、様々な部分を決定づける要素でもあるので、こちらも覚えておくと非常に便利です。
ここでは7種類のケース素材について紹介しておきますが、ほとんどの時計はこられの素材で作られています。ステンレススチール(SS)
時計のケース素材として最も一般的なのがステンレススチールで、非常に頑丈かつ錆びにくいという特徴を持っています。
鉄、クロム、ニッケルなどを混ぜ合わせた合金で、ステンレスの種類は100以上存在していますが、腕時計で使われてるのは316LというSSです。イエローゴールド(YG)
金色の時計といえば、多くがイエローゴールド(YG)素材が使われており、イエローゴールドが使われているものには18K YGという記載があります。
ゴールドは素材だけでも価値が高く、ゴージャスな見た目は多くの高級時計のケース素材として使われています。
ローズゴールド(RG)
ローズゴールド(RG)は、ラグジュアリーウォッチの素材として古くから親しまれている素材で、多くの時計時計に使われています。
また、近年人気が再燃している素材でもあるので、似た色味の安価な時計も増えているので、購入時には注意が必要です。
ホワイトゴールド(WG)
銅を混ぜると黄色味が強くなるところに、パラジウムを使うことで白っぽくなり、エレガントな雰囲気が出るのがホワイトゴールド(WG)です。
素材の価値もあり、リッチな雰囲気な醸し出した素材なので、多くの高級時計の素材として使われています。
プラチナ
白金と言われるプラチナ素材は、錆びにくく耐蝕性にも優れており、加工もしやすいという最高級素材です。
機能性に優れた時計にも使用されることが多く、各ブランドの最高級モデルに使用されており、プラチナ無垢などと呼ばれるものがそれにあたります。
チタン
ステンレススチールよりもさらに錆びにくく軽いのがチタンですが、加工が難しい素材でもあるので、大型ケースの腕時計に使われていることが多いです。
医療器具でも使わることが多い素材で、アレルギーを起こしにくいという特徴もあります。
プラスチック
一般的にも知られる素材で、安価なファッションウォッチやスポーツウォッチなどの素材に使われることが多いのがプラスチックです。安価で耐久性も低いため、高級時計に使われることはほぼありません。
このほかにも、アルミニウムやセラミック素材の時計もありますが、高級時計というとゴールド系の素材かプラチナがほとんどです。
腕時計のケースデザイン
時計のデザインを大きく左右するのがケースデザインです。ケースの形次第で恰好良くも感じるでしょうし、非常にダサく感じる場合もあります。
ここでは、腕時計で見ることができるオーソドックスなデザインを5種類解説しておきます。
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ラウンド
ラウンド型のケースは生円形で、時計の中でも最もオーソドックスな形です。あらゆるブランド時計に採用されており、ラウンド型のモデルを発表していないブランドはほぼないはずです。
カジュアルからフォーマルまで着用できるデザインなので、まず時計を持つならラウンド型の時計がおすすめです。
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スクエア
正方形のスクエア型は大人っぽいデザインが人気で、ケースサイズも大小色々とあるので、メンズ・レディース共にバリエーションが豊富です。
正方形はフランス語で「カレ」と言い、多くのブランドがスクエア型の腕時計を発表しています。
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レクタンギュラー
レクタンレギュラーは、スクエア型と同じころにできたケースデザインで、長方形のものがそう呼ばれています。
落ち着いた大人の雰囲気があるもの、ドレッシーなものが多く、スクエアと共に女性にも人気のデザインです。
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クッション
スクエア型の中にラウンド型が埋め込まれたようなデザインがクッションと言われるケースデザインです。座布団という名前通り、丸みを帯びた四角形をしています。
クラシカルな時計に多く、アンティーク時計によく見かけるデザインです。
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トノー
フランス語で樽を意味するトノーは、長方形に丸みを帯びたデザインが特徴で、クラシカルなデザインの時計でよく見る形状です。
元々はレディース時計に多く見られたデザインですが、現在ではメンズ時計でも採用しているブランドが増えています。
紹介した以外にもハミルトンのベンチュラなどで見られる「トライアングル」、G-SHOCKのように八角形の「オクタゴン」、レディース時計に多い「オーバル」など多くのケースデザインがあります。
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腕時計の特殊機能
時計の機能というのは時刻の確認だけでなく、モデルによっては様々な場面で使える機能が搭載されています。
最も有名なものでいえば、クロノグラフやダイバーズだと思いますが、他にも様々な機能があるので、有名な特殊機能のいくつかを紹介しておきます。
ダイバーズ
ダイバーズウォッチというワードは時計好きでなくても、知っていることが多いと思いますが、簡単に言うとダイビングに必要な要素を持った機能のことを指した言葉です。
潜水時間を計測できる回転ベゼルや高い防水性、インデックスに蛍光塗料が施されていたりします。
防水性能に至っては、ISO(国際標準化機構)の規定により最低100m以上など、非常に厳しい基準が設けられています。
クロノグラフ
いわゆるストップウォッチ機能のことを時計業界ではクロノグラフと言い、時計の中心部にメーターを備えていることが多いです。
また、クロノグラフモデルで有名なROLEXデイトナなどは、スタート、ストップ以外にも12時間計、60秒計のスモールセコンド、時速や平均速度を測定するタキメーターといった機能も備えています。
GMT
GMTも時計業界では有名な機能の一つで、グリニッジ ミーン タイム(Greenwich Mean Time)、グリニッジ標準時の略のことをいいます。
24時間針(GMT針)と複数エリアの時間帯を同時に表示できる機能をGMTと呼んでおり、グローバルに活動するビジネスマンに人気の機能です。
ホームタイプとローカルタイムをリューズで操作するのが一般的ですが、回転ベゼルやインダイヤルで第二、第三時間帯を表示させるものなど、モデルによって操作方法も様々となっています。
クォーツ
上でも紹介しましたが、クォーツは機械式を凌ぐ精度を持っており、一時期はこの世から機械式時計の存在が危ぶまれたほどの機能です。
世界初のクォーツは1969年にセイコーが開発したアストロンで、販売価格が45万円ということで、当時の乗用車よりも高い金額でした。
しかし、セイコーが大量生産を可能にしたことで、クオーツ時計は登場からわずか数年で市場の大半を占めるまでの規模に成長を遂げています。
永久カレンダー(パーペチュアル)
永久自動カレンダー、別名パーペチュアルカレンダーと呼ばれる機能は、月ごとに異なる日数の違いであったり、4年に一度のうるう年の調整などを自動的におこなってくれる機能です。
基本的には超ハイクラスの高級時計に搭載されている機能で、パーペチュアルカレンダーを世界で初めて搭載したのは1925年、パテックフィリップのコンプリケーションでした。
パワーリザーブ
機械式ムーブメントを搭載している時計が、ゼンマイを巻き上げた状態から解けるまでの時間をパワーリザーブと呼びますが、ゼンマイの巻き上げ残量をダイヤル上に表示する機能がパワーリザーブ機能といいます。
現在ではロングパワーリザーブが主流となってきており、多くの時計が72時間以上を備えていますので、土曜の夜に時計を外して置いていても、月曜の朝に着用する際にきちんと動いている時計が増えています。
トゥールビヨン
トゥールビヨンはフランス語で渦巻きを意味する言葉で、時計の進歩を200年早めた男と言われる「アブラアン・ルイ・ブレゲ」が発明した機能です。
重力によって生じてしまうズレを補正する機能で、非常に複雑な仕組みになっており、最高級機械式時計の代名詞の一つでしたが、現在では安価なモデルで搭載している場合もあります。
腕時計の基礎知識まとめ
腕時計のブランドやモデルを知ってはいても、部位の名称や機能などをきちんと理解している方は意外と少ないと思います。
ここで紹介した内容を理解することで、自分が好きなタイプの時計を製造しているブランドやモデルも何となく見えてくるはずです。現在はデザインや機能など多くの選択肢があるので、是非自分好みの時計を見つけてみてください。
また、こういった知識や売却する際のやり取りにも役立つので、頭の隅にでも覚えておいてもらえれば嬉しいです。
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